15世紀に東西交易の拠点として栄えた古都「マラッカ」と18世紀の大英帝国の威厳が薫る「ジョージタウン」。大航海時代の史跡や街並みは、2008年に世界文化遺産に登録。数奇な運命を辿ったマレーシア独自の歴史がつくりあげた、浪漫と文化が薫る海峡の二都物語。カラフルな花々に装飾された自転車タクシー「トライショー」で巡るのも、優雅で旅情をいっそうひきたてます。
海洋国家ゆえの繁栄と侵略を繰り返す皮肉な運命。
マラッカの歴史は、15世紀のはじめマレーシア初の王朝の誕生から始まります。それはスマトラ島出身の王子「パラメスワラ」が建国した「マラッカ王国」。大航海時代には東西の海上貿易拠点として名を馳せ、その立地的重要性から後にポルトガルやオランダ、イギリスなどの欧州列強に支配された数奇な運命を持ち、宗主国が変わるたびにそれぞれの文化が混じりあい、東洋と西洋がカオスした不思議な雰囲気を漂わせています。
マラッカ観光のハイライトは、オランダ広場周辺の世界遺産群散策。トライショーで巡ると風情がより一層感じられます。ジョンカー通りやヒーレン通りは、雑貨や骨とう品で目の保養。昼食はマラッカ名物のB級グルメに舌鼓を打ち、ディナーはマラッカ伝統のニョニャ料理を堪能します。
異国情緒漂う、
古き良きマレーシアにタイムスリップ！
昔から、東洋の真珠と呼ばれたペナン島。その北東に位置するジョージタウンは、英国統治下の時代に一時代を築いた商業の街。マレー半島に浮かぶ小さな島が、歴史の表舞台に登場するのは18世紀末。世界の覇権が英国に移る中、英国王室ジョージ３世に由来する町がマレーの地に誕生した。とりわけ、ジョージタウンは英国人の手で開拓され発展してきた街。今なお、街の歴史を見守る重厚でエキゾチックなコロニアル建築が、紺碧の空の下でスタイリッシュな佇まいを見せています。
イギリスの栄華が、今に生きる歴史遺産。
ジョージタウンの代表的な観光スポットには、大英帝国の栄華を偲ぶ建物が目立ちます。その代表的な建物が白亜のペナン市庁舎。窓枠から屋根の輪郭に至るまで、清楚な印象を持つコロニアル建築物に、大英帝国の栄華が感じらます。それらの建築物の多くは、今でも現役で使用されているものが多く、数百年という時を超えてジョージタウンの街にしっかりと大英帝国は息づいています。
ペナン市庁舎
1880年建立の白亜のペナン市庁舎。イギリス統治時代の面影を残し、ペナンの真っ青な空に良く映えています。
東南アジア最高峰と熱帯雨林が広がる広大な自然公園。
マレーシアの人々が、聖なる山と敬う天空にそびえる「キナバル山」。
標高4095m、東南アジア最高峰として雄大にそびえる、先住民族の聖なる山「キナバル山」。山の名は、地元のドゥスン語で「祖先の魂が眠る」という意味のアキ・ナバルが由来と言われています。
キナバル公園は2000年マレーシアで初めて世界自然遺産にも指定された場所。太古の地殻変動によって押し上げられた花崗岩の岩肌、標高とともに変化する豊かな植生された場所。世界最大の花ラフレシア、豊かな生命が脈々と続く母なる山は、そのまま先住民族たちの心のふるさとでもあります。
キナバル山のふもとの低地熱帯雨林は、世界中の植物愛好家垂涎のウツボカズラやランなどの珍しい植物の宝庫。公園内をガイドに連れられて歩くツアーは地上40ｍの高から熱帯雨林を見下ろすキャノピーウォークでクライマックスを迎えます。
原生林の地下に眠る、世界最大級の洞窟群が、静かに呼吸している。
熱帯雨林が広がるサラワク州に北部に位置し、東京都23区がすっぽりと入ってしまうほどの広大な面積を持つグヌン・ムル国立公園。
2000年に世界自然遺産として登録され、公園の6割はまだ人間の手が入らない奥深いジャングルに覆われています。数万年という気が遠くなるような時が刻まれた洞窟群の神秘的な姿は、一見の価値あり！まるで洞窟の奥底から地球の鼓動が聴こえるような、神秘に覆われた巨大洞窟群です。
自然が織りなすスペクタクル・ショーとして、最近話題を集めているのがドラゴンダンス。
毎日夕方になると、近くの洞窟から餌を求めて一斉に洞窟から飛び出してくる数百万もの蝙蝠の群れ。外敵から身を守るために、円を描くように空を飛ぶその姿は、まるで龍が空を舞っているような幻想的なショータイムです。
トップトラベルのマレーシア青春応援プロジェクト「感動、体験、マレーシア」遂にオープンです！